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場面緘黙症、男性から女性へ、そして子なしの人生 – 100のはな
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場面緘黙症、男性から女性へ、そして子なしの人生

場面緘黙症、男性から女性へ、そして子なしの人生

今回は、ガーベラさんにインタビューしました。

幼稚園の頃から、既に自分の性に違和感があった様です。

そして小学校の頃に学校に行くと、極度の緊張から人と全く話せない。家ではこんなに楽しく親御さんとお話できるのにっておっしゃってました。

自分は、人と違うんじゃないかなって思い出したのもこの頃。

結局大人になって、それが場面緘黙症(ばめんかもくしょう)によるものだと気づいたと。

そして、奥様と結婚し、不妊治療に挑戦するも卵子を採取できず子なしの人生になり、トランスジェンダーで女性として生きる事を選び、今に至ると。

奥様との、なんでもない時間を過ごすことが一番楽しいと言ってらっしゃいました。

私、これが100のはなのなかで、伝えたかった大きな一つです。

日本のドラマやドキュメンタリーを観ていると、主人公の苦労や闘病を経て結果はどうであれエンディングは大体、いつでも応援してくれている家族との絆で終わったりで。

何はともあれ、家族って素敵となるのですよね。

いや、本当にそうですよ。

家族があるって、応援があるって素敵なことだと思います。

でもそれでは、逆に家族がいない人や、孤独に過ごすことが寂しい事のようなメッセージにもなりかねない。

これ、あくまでも私の見解ですけれどね。

一人暮らしの老人が1日のなかで寝て起きてを繰り返して、おととい作った肉じゃがの残りを食べて夜が来たから、寝る。

華やかな生活をしている方の休日は、誰からも電話もメッセージも来なくて、来るのはDMだけ。

FBインスタの友達が何千もいる人の休日はパジャマのまま1日が終わった。

家族が4人家にいるのに、みんな好き勝手にやっていて顔合わせたら一言しゃべって終わり。

こんな姿。これが日常というものなんだっという再認識が起きた時に、私は心の豊かさが生まれます。

ファイスブックやインスタで、華やかなみんなの投稿を見るのも楽しいのですがそれは、たまにあるから楽しいのであってね。

ガーベラさんのビデオを通して100のはなでお伝えしたかったこと。

子どもがいないというのも、場面緘黙症もトランスジェンダーも世の中をみたら少数派。

そんな、ガーベラさんの生きている日常。

ビデオを見ると、とても落ち着いていて満たされていらっしゃる様子が私にはとても伝わってきました。きっとそれまでの道のりもあった事でしょうが今では、サポートする側に。

そこにはね、小さい頃に場面緘黙症の時にお母様と、ご家族との楽しい会話が家ではあった事。

トランスジェンダー、子なしの生活の背景には奥様のそこを含めてガーベラさんを受け入れている愛情が健在されていることがよくわかるんです。

あれ、それじゃあさっき言っている事と反対。

幸せ=家族愛ってなるじゃないって。

それは本当にそうなのですが。

家族の愛があっても、パートナーの愛があっても、またはそれがなくても、

ガーベラさんは、その前に自分を愛せているのだと思います。

自分を愛せていられているからこそ、周りの愛を受け入れられるのです。

ガーベラの花言葉

常に前進。

またまた、ガーベラさんそのものです。

Yuki