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2022年7月 – 100のはな
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7月 2022

20歳!子ども欲しくない、そもそも結婚願望ないんです。

すずらんさんは、20歳。

質問の初っ端から、子どもは欲しくない、そもそも子どもの前に結婚願望がある人が私の周りには少ないとおっしゃってました。

その理由が、私は、自分の時間が大切。そして、夢があるので自己投資していきたいとの

事でした。

実はね、私すずらんさんが最初の若い方でそうおっしゃるのを耳にした訳ではなくてね。

意外と、日本海外関係なく最近若い方からこんな意見をよく聞く様になった気がします。

私の20歳の頃。

友達と会うのが、何よりも楽しくて。いつもの、ミスタードーナッツで彼氏の話や将来はどんな人と結婚するのか、なんて話で盛り上がったのを覚えております。

これも、時代というものなのでしょうかね。

いわゆる3高なんて言葉が流行った私の頃。

3高、高学歴、高収入、高身長。これが流行るという事は、安定した生活をしたい、将来子どもができたら身長の高い子どもが良いからという前提にあるように感じます。

果たして、今も20代の女性がパートナーに3高を求めているのでしょうか?

鈴蘭さんの第一条件は、その人の嫌なところが受け入れられるかどうか。

恋愛のパートナーではなくても、そこは一番肝心な様な気がします。

楽しい時は、好きな人とだったら何やったって楽しいですけれど、落ちている時に日常では見ることのなかったパートナーの一部をみて更に孤独や辛さを感じる関係もあれば、辛い時に居てくれたパートナーのその存在こそが希望の源となり、頑張れるっていう関係あると思うんです。

20歳にしてこんな、しっかりそして冷静に見つめられるっていうのは、鈴蘭さんがというのももちろん前提にあるのですが、もう一つには時代背景にあるのかもしれません。

コロナで、色々な状況が普通ではなくなってしまったこと。

一体、普通とは何か?

楽しいはずの、最後の学生時代や、成人式や、新卒での就職、永久就職、友人作りにまでも今まで通りにはならなくなってしまった。

そして、鈴蘭さんは普通とか日常とか、みんながそうだからとかいうものからのこだわりからとっくの若い頃に解放されたのかもしれないですね。

私の20代は、世間はバブル時代。

学歴とか、年頃になったら結婚とか子どもをうむなんていう、大多数の事をしている世間に自分を合わせていくような傾向があった様に思うんです。

最後に、子どもがいない女性に何かメッセージはありますかと聞くと、趣味の多い鈴蘭さんは、色々と没頭できる時間が楽しいですよと。

世の中には、そんなものがあるので、人生楽しんでくださいとおっしゃってました。

何かと気がかりになるものがあると、なかなか楽しい事を生み出すのが難しい時があると思うんです。

でも、どんな事でも自分さえその気になればなんだって楽しいものってあると思うんです。

私の友人で、これ以上の不幸を背負っている人知らないと自称している方がニュージーランドにいらっしゃいました。

彼女は、全ニュージーランドのカフェを制覇すると写真をとり、毎週末意気込んでいます。

色々な苦労を忘れられるってとっても楽しそうでした。

鈴蘭の花言葉

再び幸せが、訪れる。

冷静で、しっかり世の中、そして自分を見つめる事のできる鈴蘭ちゃん。

コロナ禍で就職も不採用が続き、学生時代に自粛や制限があっても、彼女は消して諦めずに、前に向かっていました。

鈴蘭さんは、辛い事もあれば、またはその辛さが深いからこそ、またそこに再び倍の幸せが

戻ってくるという確信にいつも満ちていたのでしょうね。

若い鈴蘭さんに、幸あれ!!

終わらぬ虐待、詐欺にあい、離婚。そして穏やかな今

3歳の頃から、自分に違和感があった。

考えてみると、母親にハグされた思い出がないと。

小学校2年生の頃から始まる父親からの虐待。

収録の時に聞く話によると、ある時は、弟が気絶するまで父親から暴力振るわれるのをを見ていなければならなく、お姉さんのミントさんが止めに入ると、その矛先が自分に回ってきたとおっしゃってました。

暴力は、ずっと続きます。理由はもう、なんでもよかったのです、と。

自分が転んだだけで、殴られました、と。

お母さんは、それを止めるでもなく。

虐待中に、覚えている母親からの言葉は、「頭は、やめて。」だそうです。

そんなお母さんに、中学の頃手が触れてしまい、思わずその手を引いてしまったという程、母親とのスキンシップはないんですとおっしゃってました。

ミントさんは、のちに、気持ちは変わるものの、子どもは嫌いですと言ってました。

このミントさんの考えを、納得できてしまうのは、きっと私だけではないと思います。

そんな、お父様も今は90歳。九州で一人暮らしをされているとの事。

ミントさんは、お父さんのお手伝いに月一度、郷里を尋ねるそうです。

そして、お父様に対等な言葉でなぜあんな事をしたのか、こちらの思いはどう受け止めているのかなどを言えるようになったとおっしゃってました。

お父様の反応はどうでしたかと伺うと、覚えてない、昔の事だと言われますとおっしゃってました。

以前、心理学を専攻していた時にアメリカの文献を読んだのですが、暴力やいじめを受けた側の心を癒す方法は、やられた本人に謝ってもらうという事よりも、本人にどうしてそうなったかを聞くことが一番癒されるとありました。

それは例えば、父親自身も元々いじめを受けていたとか、こういう理由で心がどうしようもなく怒りで覆われていたとかね。

謝られると、それを許すという作業が残り、その作業ほど被害者にとって苦痛を伴うものはないのだとその著者は言っていました。

ただ、ここに辿り着くにはまず被害者の方が癒えてないとできる事ではないと、書いてありました。

幸い、ミントさんは、かつての旦那様との関係によってそこが解決されたのだとおっしゃってました。

そのご主人との結婚生活は、結婚して間も無くご主人が体調を崩し、ミントさんが家計を支える事に。

そして、仕事の鬼となり、金銭トラブルが続く中、大手企業からもらった大きな取引だったはずの仕事が詐欺だとわか流。

そしてもう終わったな、と思ったとおっしゃるミントさん。

ミントさんにとっての幸せはと伺うと、一人で喫茶店でゆっくり過ごしている時とおっしゃってました。

そんな時、ミントさんはゆっくり一人の時間を過ごされ色々と思いを巡らせているのでしょうね。

そしてこの時間が、ミントさんにとっての自己探求の時間でもあり、より深い自己認識をされるのだと思いました。

そこが、あるからこそ強いミントさん。自立しているミントさんが健在しているのでしょうね。

ミントの効能

ミントは、浄化作用があるそうです。

ミントさんが、定期的にお父様のお手伝いをしに行く事、それが

何よりお父様もミントさんも浄化されているのだなと感じておりました。

イタリア出身、日本滞在22年、子供好きの独身子なし人生

イタリア出身のサンフラワーさん。日本で暮らして22年になるそうです。

日本に最初に来た時には、言語も分からず、長期滞在ビザもなく、仕事もなく、何にもない状態で来たのよとおっしゃってました。

なぜ、サンフラワーさんが日本に来たか。

それは、大学で日本語を学んでいたことそして、仏教に興味を持ったサンフラワーさん。

実際の日本の生活ぶりを見てみたかったということ。

その後、イタリア語の教師になるわけです。

教師という仕事に自分がなるなんて思ってもみなかったわと。

なぜなら、学生時代は先生が好きじゃなかったし、教育を勉強したわけでもなかったし。

だからね、なりたての頃は葛藤ばっかりだったわって。

ところが、何年も経つと、次第にそれが自分のパッションに代わり今ではやり甲斐を感じていると。

最後に、人生の目標はなんですか?

と質問すると、自分の目標通りの生活をしています。とお答えになりました。

だって、何をして良いか分からなかった若い頃、無我夢中で日本に滞在するために始めたイタリア語教師という仕事。そしてそれを今はとても愛しているから。

自分の仕事を愛せるていること。そして、ありのままの自分自身、私という人間はどういう人

なのかっていう事を愛せている事。それが、サンフラワーさんの目標通りの生き方という訳ですね。

毎日、持っていないものではなく既に持っている事だけをフォーカスしているから。

そんな、サンフラワーさんに

でも、朝起きてなんか冴えない日だってあるでしょ?そんな時は、どうするの?

と聞くと。

私は、日課として朝まずは仏教の教えを実行しているとおっしゃってました。

それが、冴えない日でも精神的に気持ちが上がるのだとおっしゃってました。

それでも落ち込む夜は、どんな小さな事でもいいから、今日おきたよかった事3つを思い出してますって。

天気よかったとかなでもいいんですって。

そんな事をしている内に、3つ以上見つけちゃってそれがやがて気持ちを上げてくれるんですって。

そして、彼女のもう一つの心得は、何か他者に奉仕をすること。

これも、大きくなくていい。

例えば、道でよく会う顔ぶれ実際に個人的に知っているわけではないけれど、毎回会う方々に

挨拶をするようにしたんです。

そしたら、今では向こうも挨拶してくれるようになる。

こんな日常の事が、みんなを笑顔に変えるんですね。

旅行が大好きというサンフラワーさん。

日本の都道府県全て制覇。そして、東海道五十三次をコツコツ続けているんですって。

私は、サンフラワーさんに会うたびにこの旅の話を聞かせてもらっていて、改めて日本の良さを再認識させてくれるんです。

コロナの時に、一人暮らしをしているサンフラワーさんがどう過ごしているのかとても気になっていました。

彼女は、公園を散歩したり、zoomでイタリア語を教えたり、メンバーを集めてzoomで集って近況報告しあったり、会おうよって誘っても、コロナの期間はダメよって一人で色々楽しみを見つけていたようです。

お誕生日には友人が駆けつけてくれる程、信頼あるお友達がいっぱいいるサンフラワーさん。

自分に挑戦し続けるサンフラワーさん。

仕事でも、旅行でもそこに道があるから歩いていく。やがて、思いもしなかったゴールに辿り着き、そこに大きく言えば人生の喜びを見出すそんなサンフラワーさん。

こんな発想でいるので、子どもがいないという事にもそこに、幸不幸を感じた事はないわよとおっしゃっていたのですね。

様々な事情があって遠いイタリアのご両親を介護できなかった時、子どもがいるいない、様々な立場で状況であっても、

今の自分であることに100%でいる事。

これが、ご両親への親孝行でもあり、自分自身への幸せを感じる生き方でもあるのですね。

ひまわりの詩

もしバラが、ひまわりになろうとしたらその美しさを失うだろう。もし、ひまわりが、バラになろうとしたらその強さを失うだろう。   哲学者 マトショーナ ドリワヨ