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50歳。独身。17歳年下の彼との行方はいかに。 – 100のはな
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50歳。独身。17歳年下の彼との行方はいかに。

50歳。独身。17歳年下の彼との行方はいかに。

野薔薇さん。10歳で、片方の子宮を摘出された事。それによって10代から何となく感じていた自分は子どもが産みにくいのではないかという感覚。彼氏はいるのだか、最近は会えていないという事。17歳年下の外国人彼氏。付き合いだした40歳の時には彼は23歳。妊娠できる最後のチャンスかもしれないこの時期にこの若い男性と恋愛する事で、もしかしたらその後の人生を大きく変えるかもしれない。

そして、迎えたコロナ。3年もの間、会えずにいる。

そんな中で、診断された子宮頸がん。そして、その手術。

家族がいない、お父様は随分前に他界しているので身元保証人は郷里に住む高齢の母の名に。

そして向かう手術では、幸い子宮摘出には至らなかった、と。

野薔薇さんには、自己憐憫なんて言葉は全くないのです。

いえ、ないのではなく。見せないのです。

そりゃ、悩みましたよ。苦しみましたよ。そんな風に2回目の収録ではあえて付け加えてくださいました。

私がね、視聴者様に少しでも本音トークをお伝えできたら嬉しいのですといわばお願いしたような感じだったんです。

そこで、当時の思いなどを話してくださいました。

女性のシンボルでもある子宮。

この臓器を10歳の時に、一部摘出。再度、この年代で手術に向かうわなければならなかった。

私はどうなっていくんだろう。もし、仕事ができなくなったらどうやって収入を得るべきか。

たった一人でのぞむ、これから、子宮を失うかもしれないこの大きな手術。

こんな境遇を乗り越えなけれなばらなかった野薔薇さん。

何という精神力を求められるものなのでしょうか。

そんな時、野薔薇さんはたまたま見かけたぬいぐるみをまるで生まて来たかもしれない我が子のごとく可愛がるのでした。

驚きましたねぇーこの私がぬいぐるみですよー。って明るくおっしゃる野薔薇さん。

私は、ここを聞いて本当に尊敬しました。

ニュージーランドにいた時に、病院で勤めていた時があったんです。

難病を抱えた子ども、これから死期を迎える老人、困難な手術にのぞむ方。

誰もが、面会に来る家族や親しい友人達が来るとのが何より嬉しそうにしているんです。

でもね、感心していたのが私が見た憧れるご家族ご友人の関係を気づいているどの患者さんも家族や友人の前では楽しい話だけするんです。そこに聞こえるのは、笑いだけです。

でね、家族や友達が帰ると、ひたすら日記を書いていたり、野薔薇さんの様にぬいぐるみを眺めていたり、そこは動物と一緒に入院できる施設でしたので、ペットと一緒に散歩したりしていましたと、自分との対話をしている様でした。

野薔薇さんのこの我が子のごとく接した、ぬいぐるみのオキシー君との関係はそれに通じるものだと感じました。

大勢の家族に囲まれていようが一人でいようが、こうした不安や孤独は同じな訳で。

それを、自分で自分を癒せる力がどれだけあるのかで自立が生まれてくると思うんです。

私、もちろん子どもはいつでも欲しかったです。

結婚も、どの恋愛の時もしたかったです。

と語る野薔薇さん。

でも、その一方で条件とか、年頃だからなんていう測りではなくお互い愛しあえているのかを忠実に守ってきた野薔薇さん。

その半生に後悔は全くありません、と。

黒い薔薇の花言葉

永遠の愛。滅びることのない愛。

やはり偶然はないのですね。これも野薔薇さん通りの花言葉でした。

野薔薇さん。これからもあなたらしい人生を見せてくださいね。

そして、そこには野薔薇さんが求めていた頼れる関係。自立した二人にしか味わえない、深い関係を作っている野薔薇さんの姿が私には見えてきます。

Yuki