血のつながった家族なんていない。でも私には仲間がいる。
若い蘭さんに将来子どもが欲しいですかと問うと、できれば誰かが産んでくれて、それでその子を育てるのなら良いけど、あんまり欲しくない、と。
なんで、女性だけが出産しなければんらないんだろうってね。
更に、元々結婚という概念も、恋愛は今一緒に居たい相手かどうか、先はわからないでも、今が大切で、家を借りるみたいに恋愛も年事に更新すれば良いと思う。それこそが、彼女にとっての結婚なんだとか。
蘭さんは、若くして東京の一等地にライブバーを構える経営者さん。
そんな蘭ちゃんのご家庭はどんなだったのか伺うと、
父と母はとても仲良くて、まるで恋人同士のようでした。
父はとても魅力的でモテる人でした。とおっしゃっていました。
そして、何より私両親に怒られた事が一度もないんです。学生時代に何をしても、両親はいつも私を信じてくれていました。
そんな、ご両親のもとで育った事でその後に東京の一等地でライブハウスを経営するまでになり、若いうちから経営者として大切な自己肯定感が育まれていたのかもしれませんね。
でも、その反面で。
蘭さんが10代の頃、お母様が他界してしまいます。
母親をなくすという悲しみ程辛いものは、経験したことがないと。
そして、その悲しみの中大好きなお父さんが男手で一つで蘭さんとお姉さんを育ててくださるのですが、そのお父様も、その後若くして他界してしまいます。
蘭さんには、お姉さんがいるのですがお姉さんとは性格が違うから距離を持って付き合うのがその関係を保てるんですと。
蘭さんは、血のつながった家族がいないと思うと孤独だし寂しいと言ってました。
いつも、頑張ってばっかりいる蘭ちゃんの姿しかみたことがなかったから、自分で孤独で寂しいですと言う蘭ちゃんをみて、何か安心を感じました。
蘭ちゃんは悲しみを乗り越えたんだって。
例えその経験は乗り越えることができない程辛いものだったとしても、蘭ちゃんがそれを自分の人生だと受け止めているのだと感じました。
自分の辛い事をこれが私の人生、運命ですと受け止めた時に人って強くなれると自分の経験から感じました。
結局、この子どもが欲しいと言う願いを持ち、それが叶わないくていつまでも悲嘆していた頃の私は、自分の人生に’子どもがいないなどという人生になるわけがないと思っていたわけです。
きっといつか諦めなければ、願いは叶うのだと。
でも、私の場合は、この思いがある以上、叶っていない間、満たされた思いを経験することはできなかったのです。
蘭ちゃんが、若い頃、親御さんを失ったつらさを
この辛い経験以上の辛い事はないので、それが今の原動力になっていますとおっしゃっていたその強い心は、親御さんからの最後の大きなギフトなのでしょうね。
この強さを持った時、想像以上の自分を知って、自由自在の境地になれるのだと思うからです。
蘭さんには、大きな仕事があり、ご家族を早くに失った蘭ちゃんにしかできない事。
血のつながりではなく、心の繋がり、そして人類愛のような大きな愛と信頼で蘭さんがいるその場所にコミニティーを作り、そこの子供たちをまた蘭ちゃんのような優しく強い心を育て世に送り出す。
いろんな環境にいる子供たちが本当に頼れる人。
それは、私だってとっくに若い頃に、両親いないのよ!なんて蘭ちゃんの元気で明るい笑顔で言われたら誰でも大きく励まされる事でしょう。
これは、若い頃にあれだけの辛い経験をした蘭ちゃんだからこそできるものですね。
蘭の花言葉
幸福が飛んでくる
若い内から、人気店の経営者になった蘭ちゃんの夢はけして優雅に暮らしたい。贅沢をしたいと言うものではなく、大自然の中に山を買いたい。家を買いたいと言うもの。
それも、自分だけが優雅に暮らしたいという発想のもとではなく、様々な環境にいる子供たちそして大人にも利用してもらうコミニュテーを作るという願い。
そして、その子供たちが世に出た後、道に迷ったり、辛い事が会った時にはいつでも帰れる場所として、クラブバーや立ち寄れる場所を提供して待っている。
私も、いつかそこを尋ねていきたいと思います。