塾に通わせるより、もっと深く学べるもの
金木犀さん。この方と話していると本当に年って関係ないんだなってつくづく思うんです。
英語で、age is just a number, maturity is a choice. という表現があるんです。
年なんて、単なる数字だよ。成熟とはその人の選択さ。と言う意味なんですが。
これはね、年下の彼氏が年上の彼女に向かって言われる事もあれば、はたまたどんな環境下にいても、厳しい環境やゆるい環境の元で生きていてもその人の人生の選択次第でそれを学びに変える事もできればただ、1日をこなして過ごす事もできると思うんです。
金木犀さんは、幼い頃に瞑想をする事を選択し、みんなが塾に行っている頃、それを自分だけ行かないと不安がるのではなく、与えられた道具の中から遊びを創作するというそれも選択を鍛えられ、欧米の大学では自分の発言や誰と交流するかも選択の連続だったと思います。
私はね、インタビューにも現れていますが、そんな金木犀さんと話しているとあれもこれも話したくなっちゃって時間が足りなくなってしまう。
そんな人に私もなれてたら良いなって思いました。人から、この人ともっともっと話したくなるって素敵ですよね。
そう、もう一つ。共感の話をしていましたね。
さすが金ちゃん。幸せとはと聞かれ色々な人と共感したいと。
この共感の喜びを感じたいから、人は会社の愚痴を同僚と話したり、同じ苦労や経験をしたもの同士で話すと妙に励まされたり。これが何かの気づきなどだったら尚更ですね。
私は、若い頃に父を無くしたのですが。その間何年かは、色々な友人が慰めてくれました。どれも、優しい言葉ばかりでした。
そこにね、私よりもっと若い頃にお父様を亡くされた友人がある日、お父さんのいない世界へようこそって言ったんです。
その彼女の表情は、茶化してはいないものの辛そうでもない。
その時私初めて、父への喪失感から抜け出せる大きな一歩になったのを覚えています。
その時私、時に、共感できることってどんな良い言葉や名言よりも心が癒されるものなのだなって感じた思い出があります。
金木犀さんの活動は、瞑想して我に返る。今のままで劣ってもいなければ、それ以上でもないありのままで生きることに幸せを感じると言う喜びを教えてくれたものでした。
秋になると、どこからともなくうっとりする香りを充満させる金木犀。そんな金木犀の存在と香りのごとく、金木犀さんも、この活動を通して人々を癒していくのだなと感じました。