1日20時間寝ないといられない。
バードオブパラダイスと名付けた、クリスティーンさん。
私はダンサーである彼女が、ME・慢性疲労症候群という診断を受ける前からの彼女を知っているので
その期間を含め、今なお病気と戦っているその前向きな姿にお友達としてとても尊敬します
そんな彼女の言葉はどれもとても印象的だったけれども、
自分の人生において名付けた、スロープロジェクト。
何をするにも以前に比べたら倍以上の時間がかかってしまう。それを受け入れ一つ一つ時間をかけてこなしていく。
そこで色々な葛藤がありつつもその中で、自分の作品のクオリティが上がっていくのに気づいたと言っていました。
これ、私も学びました。
最近では、何でもかんでもインスタントの時代になってきました。
日本ではファスト映画というものまで出てきて、映画でも本でもYoutubeでも早送りでみるという傾向があると聞きました。
なんて他人事の様に言ってますけれど私も、たまに何かをしながらYoutubeを見ている時は、早送りしてしまう事があります。
一体、何をそんなに急いでいるのでしょうかね。
でも、インスタントで得た情報ってまるで受験の時の一夜漬けみたいにさっと情報が入って抜けていく時も早いですよね。
しかもこれ一瞬の満足というか、まるでインスタントラーメンの様な。
映画や本の評価を見ていても思うのが、その作品のよしあしの基準が単に結末だけに向けての判断の様な気がします。
でも、例え最終回が自分の満足が行かないものでも映画や本の見せ所ってその結末よりプロセスの様な気がして。どれほど、読み手が読む事に夢中になれるかの方がその作品の価値の様な気がします。
これって、私人生そのものもそうなのかなって思うんです。
日本では、孤独死という言葉があって論議されていたりもしますけれど、どう死ぬかより、どう人生を生きたかが重要な気がしていて。
どう生きるかも、良いことばかりじゃないから面白いんですよね。
そうなると、今が大切になるわけで、クリスティーンはこの病気になって一日20時間寝ていなければならないわけで、まさにこの瞬間、今に込めて生きているんじゃないかなって感じました。
バードオブパラダイス
花言葉は、恋する伊達者
まるで、ダンスをする彼女の様。
立って踊れなくなった彼女が考えたものそれは、ステージに私をベットごと持っていくというものでした。
彼女の幼少期は、大きくなるにつれPTSDになってしまうほどの恐怖や苦しみが多いものでした。そしてそれがその後、自分が子供を欲しいのかと考えてしまう原因になったという程です。
今の彼女は、その経験を得たからこそ今の自分がいるとか両親を愛している程になりそしてその強さが、今の病気と戦える精神力ができたのですね。