忘れたはずの夢。その思いは消えてはなかった。
台湾出身のチューリップさんは、台北という大都市に住み、貿易の仕事で英語を話す容姿端麗の方です。
子どもがいないのは、独身だから。
欲しいかと聞かれれば、特に欲しい様子でもなく、それは、甥や姪がいっぱい周りにいるからと。
将来の夢はと聞くと、外国で暮らしてみたいと。
今回は、スムースなインタビューで時間も早めに終わりました。
ところが、私が無理を言って、なんでも良いので叶えたいのに、叶わなかった事、とか今までありますか?と聞くと。
実は、この外国で暮らしてみたかったという夢はかなり強く20代の頃に抱いていたものだったようです。
外国で暮らしてみたいという夢を捨て、自国でその後の人生を送られている方って私の周りにも何人かいらっしゃいます。
そして、私の子どもが欲しかったという夢もその一つです。
夢があるのに叶わなかった時、それを自分の人生の中にその運命はないのだと諦め前に進むのか、それとも最後までその夢がある限り諦めない事が夢を実現にする事なのか。
色々論議があるところですが、チューリップさんは、努力して得れなければ次にいくしかないと。
でもね、そう言いつつこの若い頃に抱いていた夢の話をしをし出すと今までインタビューで少し緊張されていた顔が緩んでいたんです。
しかも、それを定年後に実行すると言った時の笑顔はインタビューの中で一番素敵で輝いていました。
努力して叶わなかった時には、後悔がないよなんてよく言いますがそれでも、夢がどこかに残っていることってあると思うんです。
そんな時は、その夢が夢じゃなくなるまで再挑戦するのも良いものですね。
この回で、通訳をしてくれていたYさんはまさにその親友の夢のごとく、日本という外国に移り住み、日本人の家族を作り、日本の会社で日本人と一緒に働く方です。
外国人として、その国で生きる。
現地の言葉は喋れて当たり前。でも、間違いやミスがあると、外国人だからだと言われてしまう。
自分が、大人の人間として培ってきた常識というものが時にその国では非常識となり。
常に、失礼がないか自分の言語を照らし合わせる、答え合わせの日々。
特に、仕事となるとこれ国民性が大きく出ますから。日本の勤労をよしとする文化、欧米の上司だろうが自分の自己主張をよしとする文化、怠けることを怠けると取らず、むしろ自己管理ができる人とか、残業をする人をタイムマネージのできない人とかね。
私の知る台湾文化は、厳しさの中にも緩めることも融合されていて、本音を言っても、本質を語る文化なので失礼にはならず。
色々なごお苦労はあると思うのですが、それでもYさんが日本で頑張っている理由。それは、もちろんYさんが日本が大好きだから。
チューリップの花言葉 正直
自分の夢に正直になる。
夢を叶えた人、それ故の苦労。夢をこれから叶える人、それ故の日々の楽しみ。
どちらの人生も後悔なく生きられる事。チューリップさん応援しています。